プレザージュで初めて有田焼「無釉(むゆう)」をダイヤル に採用した限定モデル
<数量限定:1,200本(うち国内:300本)>
有田焼は日本初の磁器として17世紀初頭に生まれました。それ以来、有田焼の職人技は400年以上にわたり受け継がれ、その独自の芸術性が多くの人を魅了しています。
磁器の魅力を表現するセイコー独自の有田焼ダイヤルは、腕時計としての耐久性を実現するため、長い研究開発期間を要しました。日本が世界に誇る伝統と技術が融合したこの有田焼ダイヤルは、従来の4倍以上の強度をもつ磁器素材を用いています。さらに高精度に加工された石膏型による鋳込み工程を経て、1300℃の高温で焼成するなど、難易度の高いプロセスを経て完成します。
本モデルは無釉ダイヤルをプレザージュで初めて採用。「無釉」は、佐賀県窯業技術センターが開発した機能性陶土を用いることで汚れが付着しにくく品質改善され、近年、デザイン性の高い新しい表現方法として確立された技法です。一般的な有田焼は、ガラス質となる釉薬をかけて焼くことで滑らかな光沢を持っていますが、今回は釉薬をかけない無釉の技法により、有田焼の素材である陶石本来の、マットで温かみのある風合いを再現するとともに、無釉ならではの切り立った稜線を実現。古来より縁起のよい吉祥文様であり、子孫繁栄や無病息災への願いが込められた菱型文様を現代的にアレンジして施すことで、ダイヤルに繊細な表情を生み出しています。艶のある金色の針とインデックスが、マットな質感を持つ無釉ダイヤル上で、美しく映えます。
今回、世界的に見ても非常に稀な無釉ダイヤルは、創業190年以上の老舗「しん窯」(佐賀県西松浦郡有田町)に所属する陶工 橋口博之(はしぐち ひろゆき)氏監修のもと、橋口氏の技術を継承した川口敏明(かわぐち としあき)氏と、有田の職人たちの見識、技術が融合して完成しました。
ストラップには、LWG(レザーワーキンググループ)(※)の認証を取得しているタンナーで生産されたレザーを使用。マットな白のダイヤルを引き立てる、艶のある黒の牛皮革が、より高級感を高めています。
セイコーは、国連が定める持続可能な開発目標(SDGs)の目標9(産業と技術革新の基盤をつくろう)を念頭に、時計の文化の継承と技能技術の伝承に取り組んでいます。
(※)LWG(レザーワーキンググループ)
LWG(Leather Working Group)とは、持続可能なレザー生産を目指し、品質や安全性、環境問題等の啓蒙活動を行う非営利の組織です。
商品仕様
製品名: | PRESAGE |
---|---|
型番: | SARX127 |
メーカー: | SEIKO |
基本情報
- キャリバーNo.
- 6R51
- 駆動方式
- メカニカル 自動巻(手巻つき)
- 精度
- 日差+25秒~-15秒
- 駆動期間
- 最大巻上時約72時間持続
- 石数
- 24石
- 機能
- 秒針停止機能
- ケース材質
- ステンレス
裏ぶた:ステンレスとガラス - ケースコーティング
- ダイヤシールド
- ケースサイズ
- 厚さ:12.5mm 横:40.6mm 縦:49.1mm
- ガラス材質
- デュアルカーブサファイア
- ガラスコーティング
- 内面無反射コーティング
- バンド材質
- 牛皮革
- 中留
- ワンプッシュ三つ折れ方式
- 腕周り長さ(最長)
- 190mm
- 防水
- 日常生活用強化防水(10気圧)
- 耐磁
- あり
- 重さ
- 91g
- その他特徴
- 裏ぶた「LIMITED EDITION」表記
裏ぶたシリアルナンバー入り
有田焼ダイヤル
シースルー・スクリューバック